今日の朝、いつものようにおにぎり(たらこ)を掴んで家をあわてて飛び出たものの、会社のある駅に着いてみたら普段より微妙に早い時間だったので、意味もなく改札のあたりでのろのろとしていたら、向こうの方からよろよろ歩いてきたまだ足元も覚束ない2、3歳くらいの男の子が母親に、「ねえ、これ、なにソナタ?なにソナタ!?」と、駅にはりだされていた「ぱちんこ冬のソナタ」(http://www.kyoraku.co.jp/public/products/2006/fuyusona/)のポスターを指差していました。

どうやら、ひらがな・カタカナを覚えたてらしいその子(でも漢字はまだ読めない)が一生懸命に知っている「ソナタ」の字を指し示していると、すかさず母親が「ふゆ。」と答えました。
するとその子は、パァーッと明るい顔をして、「ふゆソナタかあ!」と。嬉しそうに言ったかと思うと、しばらくじっとポスターを見てから、
「ふゆソナタ…。……雪おんな?」と、何とも言えない不安げな顔になって、そのポスターに釘付け。

最後の「雪おんな」発言はほとんどすれ違いざまに飛び込んできたのですが、朝のまだナイーブだった頭に刷り込まれた冬ソナのイメージと、その男の子の「雪おんな?」という不安げな声が、何度もフラッシュバックします。
冬の恋歌 (ソナタ) Classics