大霊界

気づいたら2006年の大晦日となってしまいました。
最後ですが、昨日みた夢があまりに強烈だったので、こんな夢をみた、ということで、今年のラスト・エントリー。これが初夢じゃなくてよかった。


場所は自分の部屋らしきところで、ベッドが置いてあります。ふと気づくと掛け布団の上に、なんか灰色のホコリの塊のようなものがモゾモゾと動いています。形と色はネズミのようなのですが、質感はまさに「ススワタリ」。
じーっと見ていると、なんか目があって、形もネズミよりも細長くて、得体の知れない感じです。ぎゃあ!と更に回りを見てみると、他にも全部で同じようなのが8つほど、布団の上をモゾモゾしています。
これはいったい何なのですか!?と、何故か部屋に粋な着物を着て立っていた丹波哲郎(若い頃)に問うと、「それはマンボウだ」とのこと。
え、マンボウ?と思って更によく見たら、確かにマンボウが布団の上を泳いでいるような気がしてきます。
マンボウってこんなだったっけ?と思いながら、そのうち大きいやつがだんだん私の方へとにじり寄ってきたので必死にフーフーと口で吹き飛ばそうとすると、そいつはフワッとホコリのように飛び、同時に分裂して2匹に!
それぞれ前よりも若干小さいのですが、ちゃんと目があって、やはりモゾモゾと動き続けています。
細かい虫のようなものが大嫌いな私は全身の血の気が引いて丹波哲郎の方を見ると、彼は全然そっぽを向いて、哀愁漂うメロディーを口笛でピイピイと吹いていて、全くこちらを向いてくれません。
私もつられて悲しい気分になりながら、「マンボウですが、分裂しました!」と訴えても丹波哲郎は口笛を吹いているだけです。
そうこうしているうちに、なんとなくいやな予感がして自分の着ていた服を見ると、上着の胸のあたりに1匹くっついていました。
うぎゃあと叫んでパタパタ払って取ろうとしたのですが、叩けば叩くほどにマンボウたちは分裂し、やがてそれぞれがものすごく細かくなって全部が服の上をゾロゾロと動き回ります。
私は泣き叫びながら部屋中を転げまわってマンボウたちを振り払おうとするのですが、全くの逆効果で、そのうちズボンの方にもびっしりと分裂マンボウがくっついてしまいます。
このままだと私は狂う!狂ってしまう!と思い、何故か部屋についていた洗面台にダイブ(私が)。洗面台の中で水道の蛇口を全開にして水を被ると、水のついたマンボウたちは途端に固くなってポロポロと剥がれ落ち、動かなくなりました。
ああそうか、こいつらフワフワしているからさては水に弱いな?と思って今度は部屋中に水をまくと、やがてマンボウたちは次々と皆固くなって動かなくなりました。
やりましたよ私!と思って丹波哲郎の方を見たら、丹波哲郎はなにか菓子パンのようなものを齧っているところでした。
あ、そのパンなに?と思ったところで、目が覚めました。


ということで、皆様よいお年を。