W.ティルマンス

pansar2004-10-28

このところ、辛うじて曜日の感覚は保っているものの、あれ今日って何日だっけ?という日々が続いておりました。
やならければならないことが多すぎてどれにもなかなか手をつけかね、ムダに二度寝したり、りんごジャムを作ったり(そしてそれを1人で食べたり)していました(砂糖の代わりに蜂蜜で作ると美味)。

ということで、この数日間で行なったほぼ唯一の文化的活動は、初台へヴォルフガング・ティルマンス展(http://www.operacity.jp/ag/exh55/index.html)を見に行ったくらいでした。
展示は、量・質共に優にチケット代(一般1000円、学割800円、閉館一時間前は半額!)の価値を超えるもので、うまいことやってるじゃないの!というこなれたオサレ臭をあまり感じることもなく、目線が高すぎも低すぎもしない(いや、時に非常に高いですが…笑)、かつ常に適度な距離の保たれた風通しの良い作品が多くて、全体的にとても居心地のいい空間でした。
ほとんどガラガラだったこともあり、全体を見渡したり近くからじっくり見たりと、ゆっくり楽しめたのも宜しかったかと。

むかしコンコルドシリーズを最初に見たときは、くそうヤラレタ!と(意味もなく…)悔しくなったものですが(そういう方、多いのでは!?)、今回また同シリーズを見て、こうなったらゆりかもめで対決だ!との熱い闘志を勝手に燃やしたりしておりました。

それにしても、ハッハーン!と相槌を打ちたくなるようなユーモラスな作品も多く、それらを無事にカメラに収めた後の撮影者の笑顔やら得意顔やらが透けて見えてくるようで、こちらまで思わずニヤニヤしてしまいました。
傍から見ていたらただの気味の悪い見物人だったと思います。

今回、WAKOの方は時間がなくて行けなかったので、また会期中に機会があれば見に行きたいと思いました。
それにしても、すごい点数を網羅したテートのカタログが8800円(たしか)というとんでもない値段(帰って早速検索したら、アマゾンJPでは5000円台でがすよ!売り切れてたけど…)で売っており、喉から手が出るほどに欲しかったのですが貧乏学生には当然買えるわけもなく、代わりにチラシを6枚ほど貰って帰り(タダですけん)、早速部屋に貼り付けております。