あけましておめでとうございます

今日は祖母の家へ行っておせち料理をいただきました。伊達巻、柚子イクラ、ごまめ、黒豆、栗金団、五目寿司などなど。非常においしく食べていたのですが、食べながら以前は毎年正月と言えばカラスミだったのにこの数年間食べていないなあ、と無いものを考え出してしまい、考えているうちになぜかカラスミの味と香りが勝手に口の中に広がってきて、ますますご飯が進みました。
「味をありありと思いだすことが出来るか否か?」と、ちょっと前に友人らの間で議論が戦わされたことがあったのですが、わたしは出来る、と言い張りました。だって、出来るんですもの!でも概して男性は、「匂いなら出来るが、味はできない!」「匂いも味も、概念としてしか思い出せない!」という意見が多かったです。皆様は如何でしょうか。
一日に日付が変わってから、今年一発目に見た映画(ビデオですが)は「ボウリング・フォー・コロンバイン」(マイケル・ムーア)でした。
とてもよくできたドキュメンタリーでしたがが、中学(高校かな?)の頃に毎週見ていた「CBSドキュメントCBSの60minutesをピーター・バラカン(!)がコメントをしながら紹介するやつ)」を思い出しました。向こうの優れたドキュメンタリーの完成度の高さとテンポの良さには昔から心底感心していましたが、ムーア氏の一番のポイントは、やはりアポなしというところでしょうか。まあアポなしというか、アポを取る過程も全て記録して作品に組み込んでいる、といったほうがいいような気がしますが、、。テレビ局の看板をしょった「報道番組」ではなくて、あくまで個人の「映画作品」だというのも、とにかく自由に撮れるというすごいメリットですね。そういった作品がちゃんと影響力を持てる土壌がある、というのは必要ですが。
それにしても、マリリン・マンソンのコメントと、カナダとアメリカの比較には驚きました。カナダって、大都市でも本当に鍵かけないんでしょうか?しかも、泥棒に入られたのに、まだかけない、って、、、。カナダ人ていうより、あなたはそれでいいのか?と思いました。
まあなんだかんだ言っても、ああいう時期にああいう映画がきちんと撮れて、公開されて、しかも確実に一定のアメリカ人から評価され得る、というのがやっぱりアメリカですね。そこがまた厄介なところだと思いますが。
あれを見て、アメリカ人てやっぱり銃持ってるのか、などと思う人も多いのかもしれませんが、昔わたしがアメリカの田舎町(サウス・カロライナとジョージア州・黒人が人口の半分くらいの所でした)にいたころ、「本物の銃なんて見たことも触ったこともない!」という人はたくさんいました。学校にラジカセ持ちこめないからラップしてるぜ、っていう人もいましたが。

ということで、今年もどうぞよろしくお願い致します。

というか、神聖モテモテ王国、復活したんですか!うひゃあ。