二郎

pansar2004-09-21

とうとう行って参りました、「ラーメン二郎」(三田本店)。

かねてから、「ものすごくうまいか、体調を崩すかのどっちかだ」「食べた後に具合が悪くならなかったことがない」「あれはラーメンじゃなくて、二郎という食べ物だ」「あれはうまい。しかし、人には勧めない」等々、噂を聞くことは数知れずとも、実際に足を踏み入れたことはなかったのですが、先日猛烈に(その一歩を踏み出せない、踏み出さない)自分を恥じて、準備万端整えて友人と二人向かいました。

数十分待ち、15人ほどで満員となったカウンターに座り、油でギトギトで下手すると手から滑り落ちそうなドンブリを受け取り、5センチはあろうかという油の層に箸を突っ込んで山盛りの野菜と太い麺を吸い込めど吸い込めど…一向に減らず。
まさにナチュラル・バイバイン感覚。
そして、隣の友人ともほとんど言葉を交わすことなく、ひたすらキラキラ輝きざわめく油を見つめながら食べ続けました(気分は修行)。

結果、なんとか6割2分ほどまで体内に収めることに成功しましたが、数年前の食べ過ぎ入院体験が猛烈な勢いでフラッシュバックしてきたため、スマネエ!との気持ちを込めて、最後にスープ(=油)を一啜りし(→後で激しく後悔)、涙をのんで箸を置きました。

それにしても、もしも今日一緒に行った友人がちょっと好みの男子などだったら、まさに恋の始まりの予感…。
すごいスピードで、あの通常の1・5倍から下手すると2倍はあろうかという、アレを完食した彼女が、いつもより眩しく輝いて見えたのも無理はありません(油で)。

ところで、味ですが、自分の好みではありませんでしたが、一般的にはかなり美味しい部類に入ると思いました。巷に溢れる中途半端なこってりラーメンと比べると、まったく王者の風格です。チャレンジ精神旺盛な方、ぜひどうぞ!