こうして人の痛みの分かる人間に…

みずうみの　まなかでボート　漕ぎしとき
突如降り下る　腰に雷電

ということで、先日、湖の真ん中でボートを漕いでいた際、生まれて初めてのぎっくり腰になりました。
突然襲ったあまりの激痛に、一瞬体が硬直するのと同時に、しばらくそのまま動けなくなりました。
２人で乗っていたからいいようなものの、万が一あのとき１人だったら、未だ湖上を漂流していたかもしれません。

それ以降、鎮痛剤のおかげで大分よくはなりましたが、ほんのわずかでも可動域を越えると腰に激痛が走り、同時に口からは猟師に撃たれたキツネのような悲痛な叫び声が漏れるため、冷や汗を出しながらソロリソロリと動いていますが、なぜか周囲の人々には笑われます。
そうした中、この痛みの経験者の心からの同情といたわりの言葉に思わず涙が溢れそうになったりと、感情面でも波乱万丈でした。

競歩には自信のある私ですが、これでしばらくは素早く動くことができなくなりました。