おれおれ

中学生が「おれおれ詐欺」で逮捕されたというニュースを見て、かねてからの疑問が再び湧き上がってきました。

どうしていつまでもこの「おれおれ詐欺」という言葉が、家族や親族を装う「おれおれ」というパターンではない電話詐欺一般でも使われつづけるのでしょうか!

世間ではもはや電話を使った詐欺=おれおれ詐欺ということになっているのですか。

ニュースを見るたびに、「それ、別にオレオレ言ってないじゃん!」と心の中でつっこむことに(そしてつっこみになんの答えも返ってこないことに)疲れました…

と思いながら本日付の夕刊(読売)を見たら、


「詐欺犯罪に詳しい東京経済大教授(現代法学)の村千鶴子弁護士は、「犯人が『おれ、おれ』と言ってないから、おれおれ詐欺ではないと判断してしまう人が多い。おれおれ詐欺という言葉が、かえって市民を惑わしている」と指摘。」


との記事が載っていて、ますます混乱!!!
「おれ、おれ」といってないならそれはやはりおれおれ詐欺ではないのでは!!?(そうしてつっこんではまたグッタリ…)


さらに、「オレオレ詐欺」という表記と「おれおれ詐欺」という表記が混在していることも気になります。
そんなに「ORE」という音に拘るなら、四字熟語風に「俺俺詐欺」で統一したらいいのに。
新聞としてもこっちのが字数が少なくていいじゃないか。(余計なお世話)

ちなみに、英語だと「ore-ore fraud(swindle)」、「it's me' phone fraud」「 "Hi, it's me" swindle」などと訳されている模様。(苦労の跡が伺えます…)

「ハーイ!イッツ・ミー!」詐欺…。

どうして英語だとなんでも楽しげになるのでしょうか。
わたしの偏見でしょうか…?