お買い上げ、どうもありがとうござました

予定通り、不忍ブックストリート一箱古本市にて一日古書店ダンボール製)を開いて(厳密には、友人の古書店に間借りして)参りました。
昼過ぎから出して夕方6時まででしたが、思った以上に人出も多く、全体的にはなかなかに盛況だったようです。

以下、せっかくなので記念に本日の売上(値段の高い順)を書いておきます。

・「ジャン・ルノワール自伝」ジャン・ルノワール 2000円
・「メタボリズム」八束はじめ、吉松秀樹 1500円
・「カフカ―マイナー文学のために」ドゥルーズガタリ1300円
・「滞欧日記」澁澤龍彦(ハードカバー)1200円
・「高丘親王航海記」澁澤龍彦(ハードカバー箱入り)1000円
・「映画の神話学」蓮實重彦 (ハードカバー)500円
・「地底国の怪人手塚治虫 (文庫)300円
・「坊ちゃんの時代」1−3部 関川夏央谷口ジロー 各300円
・「ガラスの城の記録手塚治虫 (文庫)200円
・「東京人 東京の町並み大研究」雑誌 200円
・「青い春」松本大洋 100円
・「鵺」花輪和一 80円

計14冊、9280円売れました。

そして、持っていったのに売れなかった本・・・、こちらも同じくらい大量にありますが、もう悲しいので書きません。
いや。やはりあえて一言だけ書いておくと、自分としては一番の出物だと思っていた太田出版の愛蔵版「ゲームセンターあらし」全4巻セット定価約8000円のところを3500円(激安ですよ!?)が売れ残ったのがなにより衝撃的でしたが、ほかにも「「ガロ」編集長」長井勝一の文庫でなく単行本(ハードカバー)500円などといったいかにもな古本、がやはり売れ残ったのには一抹の寂しさを感じざるを得ませんでした。

しかし今回改めて感心したのが、相変わらずの澁澤の底力です。
もはや古本界においては「渋澤通貨」として通用するのではないかというくらいの値の安定っぷり。
もはやすべての人が持っているのではないのか?と思いつつも、家にダブりであったものを試しに並べてみたところ、本当にあっという間に売れました。恐るべきカリスマ!(笑)

ということで、本日おこしいただいたid:nobue様をはじめ、お買い上げいただいた方々に感謝の念を送りながらもう寝ます。
売れ残りと、新たに自分で買い込んだ古本(かつて筑摩書房が出していた呑気雑誌「頓智」、これで8冊揃い!あと1996年3月号と5月号だけ欠け、どなたか持っていたら譲ってください)のせいで帰りも相当荷が重かったために疲れ果てました。