孫モテ

図解 孫にモテるための本 (目からウロコのさんぶん図解)

図解 孫にモテるための本 (目からウロコのさんぶん図解)

呼ばれ方は流行の「じーじ・ばーば」、それともオーソドックスな「おじいちゃん・おばあちゃん」か?初孫の抱き方から自慢の仕方、問題孫への対処法、そして隔世遺伝の真実まで。

第1章 孫を攻略する!(見栄えよく、かつ安全に、そして手や肩が凝らない「初孫の正しい抱き方」;いきなり「おじいちゃん(おばあちゃん)がいちばん好き!」になる孫大喜びの遊び お金をかけなくても大丈夫!0〜3歳児は「光モノ」でキマり! ほか)

第2章 孫を知る!(孫と楽しく遊ぶために―「自主トレ」のススメ;まだ若いのに「おじいちゃん」とは呼ばれたくない!;最近主流の「じーじ」「ばーば」は、ちょっと気恥ずかしい…かも? ほか)

第3章 孫を守る!(男女で大違い。悲喜こもごもの初孫による化学変化;上手な、そして後を引かない基本3パターン―祖父母には祖父母の叱り方がある;暴力を振るってきても、金をせびられても、あわてないために ほか)

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9980169753


出してるところもアレですが、それにしてもすごい本が出るものです。しかも図解。
ぼんやり画伯(id:ayakomiyamoto)がmixiで「こんな中吊りをみた!」と書かれていたのをみて、「スゲー」と思っていましたが、先日自分でもとうとう中吊りを発見し、知っていたはずなのに、思わず凝視してしまいました。

オビによると、これから「初孫体験世代」となる団塊世代組に贈る、となっていますが、団塊世代の方々はこういう本を求めているのでしょうか。
「孫モテ」「孫自慢」「隔世遺伝」「孫攻略」「見栄えよい孫抱き」「自主トレ」「まだ若い」といったあたりがポイント…?

しかし、第3章の、「暴力を振るってきても、金をせびられても、あわてないために」という項目を目にすると、もはやモテ云々というより、ツッパリへと変化した堕落孫に対する自己防御法のような風情を感じますが、そんなことをする孫には、戸棚の奥に大切にしまっておいた、手垢でボロボロになった、そして所々に赤ボールペンで印をつけたこの本を見せてやればいいと思います。
それでもまだ改心しないような孫は、もはや人の心を持っていないに違いありません。

私も反抗期真っ盛りだった中学生のころ、父親の書棚の奥に、「娘とうまく付きあうために 父親の娘への接し方」といったような本を見つけ、その日の夜は一人で部屋の布団にくるまりじっと涙を流したことがありました。



ハッ、しかし、あれがもしも「図解 娘にモテるための本」だったら…
もしかしたらもっとツッパり、触るものみな傷つけるほどに手がつけられなくなっていたかもしれません。