しりとり

一月ぶりくらいに盲目のドイツ人女史とお話してきました。鼻をズルズルいわせていたら、風邪にはこれよ、とジンジャーティーを出してくれました。彼女は仏教の世界に興味を持っていて、チベットにも長期滞在していたようなスピリチュアルな人なのですが、結構毒舌で面白いです。

学校ではブレヒトの詩を何篇か。詳しい解説付きで読めるというのは良いものです。

家ではまた部屋の片付けをするつもりが、CDしりとりのようなことになってしまいました。ケースと中身が違うものがものすごい数発見されたのですが、その組み合わせが、記憶にも無ければ、どうしてこのケースにこれが?というようなものばかりで愕然としました。
たとえばCluster&Enoのケースに矢野顕子「長月神無月」。「長月神無月」のケースを探し当てて開けると、そこにはBUGGLESの「video killed the radio star」の入っているアルバム。このケースを探すのに大変な手間をかけて、開けてみると、そこからは美輪明宏の「白呪」。「かーちゃんのたーめなーらエーンヤコラ」と、一緒にブツブツ言いながら、ここで探すのを打ち切りました。しかも、最後まで聴いていたら泣けてきてしかたありませんでした。「祖国と女達(従軍慰安婦の唄)」とか、「妾のジゴロ」とか、全曲、聴いている間ほとんど動けなくなりました。そのうち「ミロール!!」と叫びながら、踊り出したくなったので、エディット・ピアフで締めました。(何を?)
あー、ジァンジァン、どうして閉まってしまったのサ。