ゴンスケ

久しぶりに会った友人の家で、ワインを飲みながらサツマイモパン(パウンドケーキのようなもの)を焼きました。前回お菓子を作ったのなんてもうどのくらい前だかも覚えておらず、最初は芋の角切りすら緊張で少し手が震えました。女の子だけとはいえ、一人はお菓子も料理もすごく上手ですし、もう一人もけっこう料理やってるよ、と言っていたので、私のぎこちない変な切り方をさらしたりしないか、気を使いました。結果的には非常においしくできあがり、自分は指図通りに芋を切ったり粉を振るったり混ぜたりしただけなのに、なんとなく料理が上手いような気がして良い気分でした。

サツマイモというと、一番に思い浮かぶのは藤子・F・不二雄氏の『21エモン』の芋堀ロボット、ゴンスケですが、わたしの高校時代の友人(女子高だったので女の子です)に、ゴンスケそっくりなのがいます。性格、喋り方、見た目まで、ゴンスケを体現しているように思われるのですが、本人は否定していました。彼女は実家もちょっと田舎なので、実際に毎日のように家の畑で芋や葱、大根などを掘っているそうです。