三つ子の魂百まで

やらなければいけないことがあるのに、直前までやらない。これは人間一般の性ではなかろうか。
などということはどうでもいいとして、自分は常々一番やるべきことを一番後回しにして、時間の許す限りその周辺をくるくると踊り回っているようなイメージがあるのですが(その段階は非常に楽しげ)、いざそのものに向かうと、、、、大変です。今回こそはきちんと計画的に、前もってやっていこうと思ったのに、、、、、(後略)
と、やるべきことをひとまずおいておいて、今日は柄谷行人氏と福田和也氏の公開対談を聞いて参りました。テクノロジーハイデガーファシズム、近代小説、バルザックボードレールヴァーグナー本居宣長等々、馴染み深いお話がいろいろと飛び出してかつての大学の授業を思い出しました。
これまでそんなにたくさんの学者、批評家の方々のお話を聴いたことはありませんが、やはり人にはそれぞれの話す速度というか、話し方があるようで、そういうのって書き言葉からはまったく分からないものだなあ、とつくづく思いました。字面だけしか追ったことのない方の話を直に聞くというのは、そういう意味でも非常に興味深いものだと思いました。
まったく関係ありませんが、部屋を片付けていたら(これも逃避のひとつでしょうか)、CDの層の最下部からペイヴメントのファーストアルバムが出てきたのですが、一曲目の最初のイントロを聴いた途端に、あまりの懐かしさに全身鳥肌が立ちました。
ローファイ、という言葉もめっきり聞かなくなりましたが、世はすっかりCCCDなのですねえ、、、(ビースティ新譜など)。そういえば、かつてCDの寿命は10年!!?というようなまことしやかな噂も流れておりましたが、あれは結局どうなったのでしょうか。10年くらい過ぎるとCDのデータが消える?とか、エロ雑誌になる前の『宝島』などでも特集していたようなおぼろげな記憶もあるのですが。