吾輩は猫でもある

友人とまじめな勉強会をしている最中に、「歴史の概念は一体いかなるものか」、「そもそも時間というのはなんなんだ」というようなところから、→「歴史の天使」(ベンヤミン・楽園からの風を受けて後ろむきに飛ぶ)→タイムマシン(SF映画でやろうとしても、結局バック・トゥー・ザ・フューチャーになってしまうだろう)→そもそもタイムマシンといえばドラえもんだ(それにしても、あのマンガは本当にご都合主義だ、勝手に未来を変えたり、、。それに、なぜジャイ子でなくてしずかちゃんなのか?結局顔か!?ジャイ子だって優しくてちゃんとしたいい子なのに。マンガだって描けるのに!)→そういえば、君、吾輩は猫であるでも書いたら?→え?なんでいきなり、、、→いや、なんか夏目漱石の親戚だか誰かが、『猫』の小説が好きで好きでたまらなくて、とうとう自分で『吾輩は猫である』(オリジナル創作)を書いちゃったんだって→え?どういうこと?→いや、だから、漱石の親戚が、自分で同じタイトルで、オリジナルの話を書いたんだって。→へえー。やっぱり猫の視点で?→そうなんじゃない、、?→そうかー。そりゃあ面白そうだねえ。→内田百輭の『贋作吾輩は猫である』みたいなもん?→あれ面白いらしいね!読もうと思っててまだ読んでないや!→面白いだろうねえ。→じゃあわたしはドラえもんを主人公にして書くかな。あいつ猫型ロボットだし。→そりゃあいいね。→でも、なに書けばいいんだ?→やっぱり、「またのびた君昼寝してるよー」とかじゃない?→、、、。「ドラ焼き食べたいなあー」とか?あ、でも道具使えばなんでもできるね!ドラ焼きなんて、好きなだけ出せるじゃないか!バイバインとかで増やしたり!→、、、あの恐ろしい栗まんじゅう!→いくら好きでも、やっぱり食べるの間に合わなくてまた増えつづけたら嫌だなあ。→そしたら宇宙に捨てに行くんでしょう?→あれ、そんなオチだったっけ?(以下、しばし逸脱続く)

で、帰宅いたしまして、ふと思い立ってアマゾンで「吾輩は猫」で検索してみたところ、本家・漱石氏の『猫』のさまざまな版をはじめ、「『吾輩は猫である』殺人事件 」、「吾輩は猫でもある 覚書き」、「吾輩は猫の友だちである」、「吾輩はなめ猫である」、「吾輩は猫が好き」、「吾輩はフリープログラマー妻も子もあり猫もいる」(だからなんだ!!?)、「吾輩は猫であるの謎 」、「吾輩は猫なのだ」(赤塚不二夫先生!)、「吾輩は猫である―I am a cat 」、「吾輩は猫である・伝」、「吾輩も猫である」、「吾輩ハ夏目家ノ猫デアル 」、あげくの果てには「吾輩は猫ではない」まで、60件以上の大ヒット!

いやはや。