防災の日も過ぎ

pansar2004-09-02

気づけば、9月も2日目…。
やばいやばいやばいやばい!!!ぎゃあああああーーーーだれか助けて!HELP!!HELL・P!!ROAD TO HELL!!!!
とうとう「9月から…」「9月になったら…」「9月にはもう…」という脳内口癖が通用しなくなりました。

エアギターを弾いている場合ではなかった。水木しげる大先生の河童話にうつつを抜かしている場合ではなかった。フーリエ師匠(空想社会主義者ユートピアン)の想像力に感心している場合ではなかった。はらいそ(細野・ダンディー・晴臣)を聴きながらうたた寝している場合ではなかった。葛飾ケーブルテレビのFOXチャンネルでアリー・マイ・ラブのシーズン4を見ている場合ではなかった(しかもあまりに飛び飛びで見ているので話がもうよく分からない!)。水野晴郎シネマ館の写真を眺めながら胸膨らませている場合ではなかった(笑って恋して珍道中!!!)。オークションで5本指ソックスをウォッチリストに入れている場合ではなかった。松本零士先生が宇宙に行けるように願いながらふくらはぎの細くなるストレッチをやっている場合ではなかった。
GALAXIE50000000000000000000000000000000000000!!!!

というのは置いておいて。
先月28日に再びいとこのカンパニーの舞台を見ることが出来ました。
BATIK黒田育世主宰)の「SHOKU−full version」@シアタートラム。このところ立て続けに新聞、雑誌に取り上げられたこともあってか、4公演もやったのにまたもや満員立ち見の大盛況のようでした。
作品は、前回見た「花は流れて時は固まる」(http://d.hatena.ne.jp/pansar/20040303)以上に激しく、力強く、今にも張り裂けそうなほどの緊張感と暴力的なまでの開放感とが入り混じった凄まじいものでした。心臓にまで鳥肌が立ちっぱなし。しかも、素晴らしいエンターテインメント。彼女の人柄というかなんというか。表現力を伴ったサービス精神、ホスピタリティは大切!
あれだけの構成も含め、1人で創作に向き合う時の彼女のことを考えると空恐ろしくなります。クラシックバレエの枠ではとても抑えきれない血潮のようなものが深淵から噴き出すのを目撃してしまったような衝撃を受けましたが、特に、繰り返し崩れ落ちるダンサーたちの前面に出てきた彼女のソロは、あれから何度もフラッシュバックします。痛いのに、それがまた気持ちよくて、もどかしさがあるために、ますます突き抜けた、清清しい舞台でした。女女女女女女女!というのも、潔くて美しい。
音(音楽だけでなく、タップのリズムやヒールを打ち付ける音、息遣い)、色(赤、白、黒)、照明(ミラーボール、マイクスタンドライト、パンツ電灯、動きに合わせて見え隠れする光)の使い方にも、ガチガチの構成欲だけではなく、遊び心があってナイス。
このまま走れるところまで、どこまでも驀進して突っ走って欲しいと思いました(体には気をつけて)。