子守り気分

マシンの機嫌をとる、というのはこういうことをいうのだろうか、と、旅行へ持っていくためにCDをMP3ファイルに変換したり、それを(オークションにて中古で)買ったばかりの韓国製MP3プレーヤー=iAudio・M3の20ギガモデル(http://www.iaudio.jp/product/iaudio_m3/)に移したりという作業を続けているこの数日間実感しているわけですが、なんで電気製品のくせにこう、反応が一律じゃないのでしょうか。一定の条件下で一定の働きかけをしたら一定の反応が返ってくるものじゃないのですかこういう機械は!

iAudioといい、この今にも突如動かなくなりそうな私のPC(こちらも一年程前オークションにて3万円ちょっとで中古購入のWindows98SE搭載、容量10ギガ東芝Dynabook)といい、あまりにむら気というか、一寸先は闇というか、まったく次の動きが読めないあたり、平凡で退屈な毎日に与えられるスリル。

いきなりフリーズするのは挨拶代わりのようなものですが、変な音がしたり、ブオーっと空気が出てきたり、突然画面の表示がすべておかしなフォントに変わったり、画面の数字がすべて6になったり、ウィンドウを移動すると流れ星のような軌跡を描いたり、iAudioの充電をしようと思ったら「パーリーピーポーパーリーピーポー」とプラネットロックが聞こえてきたり(「Afrika Bambaataa」の「AF」のせいでiAudioの中ではこれが一曲目になっているためと思われる)、iAudioをUSBにさしてもiAudioの側はちゃんと反応しているのにPCには無視されたり(98だけに必要なドライバはインストール済み)、本当に大変です。

PCからMP3プレーヤーに曲を移す、という、たったそれだけのことが、PCとiAudio双方のコンディションと機嫌のいいほんのわずかな隙を見つけてやってしまわないと成功しない困難な課題だとは思いもしませんでした!さっきできたことが今はもうできなくなっている、という事態が頻発するため、タイミングを読むことが大事です。
すでに昨日からインストール&アンインストールを3回ほど繰り返し、今日はようやく朝からそこそこ調子がいいようです。がんばります。

しかし本当はみんなと同じiPodが欲しかったのにWindows98には対応しておらず、さらにiTunesに曲を貯めておくなどということが私の10ギガマシンには厳しすぎることから選んだiAudioですが、いいですよこれ!
このプレーヤーの一番の売りらしい音(様々なイコライザーなどでかなり細かく自分で設定できる)もいいのですが、なにより、頭のところに3色のランプがついていて、これが操作に合わせてオレンジや青や赤や緑にピカピカ光る、その安っぽさがなんともたまりません。お勧めです。