シー、セニョール

ボンジョルノ！

と、帰国早々さっそくイタリア風を颯爽と吹かせてみたいところですが、基本的に内気なのでついボソボソと口ごもってしまい、イタリアでも結局最後まで陽気な感じになりませんでした。

とりあえず無事に戻ってきました。イタリアはすごい国でした。

それにしても、今回の飛行機はエールフランスだったのですが、アエロフロートとの違いに今更ながら驚きました。機内食の美味しさ！飛行機の綺麗さ！！乗組員の愛想の良さ！！！サービスの充実具合！！！！（途中でお腹が空いたらカップヌードルシーフード味を微笑みながら差し出してくれました）

壊れた椅子の上で故障したテレビ画面を前に隙間風と寒さに震え、ポソポソのチキンを齧って飢えをしのいだ夏のあの地獄のフライトはいったいなんだったのだろうと改めてしんみりとしました。

土産（基本的に自分用）には、ローマの遺跡で拾った石ころの他に、『ベニスに死す』の舞台・リド島の高級リゾートホテル（ヴィスコンティ映画でタッジオ一家とアッシェンバッハが滞在していたホテルです）前の砂浜の砂がありますので、土産よこせ、という方がいらっしゃいましたら、いずれお目にかかる際にでもお申し付けください。